2004.12.19 アミュー立川 サブホール

 当日配布されたプログラム

写真協力:マイアミ、とっちぃ~

2004年12月19日(日)
アミュー立川サブホール

MAYUKO Santa Claus Is Comin' To "Home" Town !

2004年12月19日
ここ立川市市民会館アミュー立川のサブホールにて行われた
クリスマスイベントにMAYUKOさんは登場となりました。
アットホームなほのぼのした手作り感覚の会場です。
定員が100名程度の小さなホールが立ち見も出るほどの盛況ぶりで
お客さんの熱気でムンムン(死語?)しておりました。

MAYUKOさんは全8組中6組目のスタートです。
16時50分にスタートしました。
司会の方が簡単にMAYUKOさんのプロフィールを紹介。
デカレンジャーの楽曲制作の話題になるとパンフレットを読み返すお客さんがチラホラ。
この日は日曜日です。小さなお子様もいらっしゃいました。
そう、この日の早朝にテレビ放映されてるんですよね!

今日のMAYUKOさんの衣装は赤のセーターに鍵盤スカーフ(!)と、
柔らかい黒のスカート。
派手さ抑えめのイアリング。そして左手の中指に見える指輪は、
ちゃんと赤い帽子と白くてボリュームのある髭をたくわえたサンタさんじゃないですか!
トータルバランスが非常に良く上品でとても素敵です!

1曲目は“今年のクリスマスイチオシの”「My Christmas Time」
HPの「SONG」で聴くことができますね。
明るいPOPナンバーで遠距離恋愛中の彼を思う女の子の“クリスマスタイム”を歌っています。
今回は1番だけの演奏です。

2曲目は「あなたをもっと好きになる」
「My Christmas Time」とは対照的で、非常に二人の距離が近い歌です。
お互いの吐息と体温を感じながら愛を確かめ合う二人の喜びに溢れた歌です。
愛情の循環はクリスマスだけでなくても大切にしたいものです。

3曲目は「今年No.1ラブソング」の呼び声高い「幸せに・・なろうね」
一緒に過ごした時間は短いけれど、とても沢山の愛情をもらって嬉しい。
これからも変わる季節の中で笑顔と共に生きていきたい。
そんな気持ちをストレートに歌った幸せいっぱいなラブソング。

4曲目は中原麻衣さんへ提供した楽曲「好きなひとの嫌いなとこ」
大好きな彼の嫌いなところは彼女の存在。
でも、彼の大切なものを大事にしたい気持ちは私も同じ。あなたが好きだから。
女の子のあどけなさと強い私になりたいという気持ちの描写が見事です。

本日最後の5曲目は「夜のとばりが下りたとき」
歌に入る前に曲のエピソードを話してくれました。

「私が住んでる近くには米軍基地があって、ここは沖縄じゃないか、と思うことがある。
クリスマスという特別な日には世界中の人びとの所にサンタさんが来てくれるような、
そんな幸せな日であることを願っています。」
素敵なMCです。

優しさが生む強さに人びとが気づけば争いは起きない。
毎日こうして笑顔でいられることの喜びは生きていることの大切さを知る手がかりになる。
自分の身を守るための戦いなんて、争いがなければ初めから必要ないのに。
命の尊さと生きていることへの喜びと笑顔でいられることへの感謝を歌った力強い曲です。

演奏スタイルは終始クリスマスイベントの雰囲気を巧みに捉えて
声のアクセントを控えめにキーボードのタッチバランスのコントロールを重視。
MAYUKOさんの歌声とキーボード(ピアノ)の調和がほどよく、
会場との一体感は言葉にできないほどの素晴らしさがありました。

選曲も大変素晴らしいものでした。
クリスマスシーズンになると誰しもが感じる「嬉しさ」と「切なさ」。
聴く人の心境によって一つの歌の捉え方が幾つもあるわけです。
本日会場のあちこちでMAYUKOさんの歌に涙する方がたくさんいらっしゃいました。
共感できる曲に出会えることは人との出会いと同様に尊く素晴らしいものですね。

…と、演奏された曲目はプログラム上では全5曲、だったのですが、
短めのMCの中で実は即興で1曲演奏していたのです!
すごいです。ほんの3秒っきりです。しかもMAYUKOさん自ら撃沈でした。
非常に面白い事件でした。事の始まりはこうです。
3曲目の「幸せに・・なろうね」プレイ終了後のMC
「司会の方のご紹介にもあったように“MAYUKO”という名前以外での活動もしておりまして、
数多くの方に楽曲提供をしています。
今年は“宇宙警察”~デカレンジャー~に楽曲提供していて、
お子様が気軽に口ずさめる曲が書けてある意味ラッキーでした。
どういう曲かっていうとですね…」

と、MAYUKOさん、ここでキーを確かめるようにキーボードを叩いてしまったのです!
すぐに「恥ずかしいからイイヤ」と言って取り消してみても、期待したお客さんにとっては後の祭り…

「やってー!」
「聴きたいー!」

お客さんからの切望の声が飛び交う始末となりました。
これはさすがに責任を取るしかないでしょう。

「ホントにー??あのぉ…」

と、言いながらも固く決心(観念?)した様子で歌いました!
もちろんピアノ演奏付きです!

「チュッチュッチュ~ デーカデカッ♪」

恥ずかしそうに顔を真っ赤にして半ば本能的にマイクとキーボードから身を背けて
顔を手で押さえるMAYUKOさんに会場は大盛り上がり。
拍手喝采に混じり「確かにその曲聴いたことあるわよね」というお客さんの声があちこちから聞こえてきます。
ご家族連れのお客さんにとってはもちろん、普段MAYUKOさんを良く知るファンにとっても思いがけない
クリスマスプレゼントになりました。

25分間のステージはほのぼのとした雰囲気に包まれ
多くの感動と喜びの余韻を残しながら過ぎていきました。
きっとみなさんが幸せなクリスマスを感じることができたと思います。

(Text by マイアミ)