2005.7.7 吉祥寺 曼荼羅

MAYUKO ACOUSTIC LIVE vol.41 2005年7月7日(木)

今日は七夕。
いろんな人々のたくさんの願いが飛び交う夜。
今までのいろんな思い出が詰まったここ、吉祥寺・曼荼羅。
MAYUKOにとって、僕らにとって、とても大切な夜となった。
MAYUKO初のレコード発売記念ライブ!!
後ろで立ち見が出るほどのお客さんでいっぱいでした!
配られたパンフレットに挟まれていた小さな短冊にはみなさん、
何か願い事は書きましたか?

今回レコ発ライブということで、アルバム『蒼空』の収録曲の中からの
セットリストであるが、このアルバムは青をイメージカラーとし
「蒼」「青」「空」がキーワードである。

1曲目『つぶれたメガホン』は甲子園で試合に負けた選手たちのうしろ姿を
歌っており、そのイメージで試合終了のサイレンのS.E.(音響効果)から入り
そのまま弾き語りへつなげるといういつもと違ったバージョン。
照明も少し暗めの青色で曲の雰囲気がより効果的に映し出された感じでした。

MCではレコード発売について。今までライブ活動を続けてきた中で
ちょうどこの時期、MAYUKO本人や周りのサポートスタッフが
レコード製作・発売という1つのかたちにしようと気持ちがまとまったそうです。
2曲目、このアルバムのタイトル曲『蒼空』へ。

「優しくなれたら涙の意味も変えてゆける」、「本当の愛なら求めなくても感じられる」
サビ直前のこの歌詞が、この曲のサビへ気持ちを引っ張り込んでいくような
ある意味サビより大切なフレーズなんじゃないかなと、個人的にはこの部分が素敵でした。

3曲目『聞こえるよ』はMAYUKOの夏の歌の代名詞と言ってもいい、定番の歌。
「これからお互い遠くなるけれど、頑張ろうね」って友達と誓った「約束」を
そのまま歌にした曲なんです。その約束から5年くらい経ったのかな、
きっとMAYUKOの中でそんな友達の声が聞こえてきたのでしょう、
思わず感極まってしまい、涙流しながら歌った『聞こえるよ』でした。

4曲目『thank you for..』からはアコースティックギター、ベース
ドラムのサポートメンバーを迎えバンドヴァージョンでのライブ。
今まで出会って来たすべての人へ感謝をこめて「thank you for..」。
MAYUKOライブでバンドとして見るのは初めてで、弾き語りはどちらかというと
しんみりした雰囲気を出しやすいですが、リズムが入ることでとてもポップス的な
ノリというか弾みが加えられ、音楽も生き物なんですよね。いつもにないMAYUKO
を見た思いでした。
ちなみに、MAYUKOの持ち曲では『My Christmas time』もバンドでやったら
きっと素敵だなぁってイメージしながら聞いていました。

ここでMC。
今回のレコードのジャケットの中のイラストについて。MAYUKOの大学時代の友人に
お願いしてみたところ、快く引き受けてくれて出来上がったこのジャケット。
それぞれの曲の歌詞の横にオリジナルイラストが描いてあって、曲それぞれのイメージを
その方のイメージで描かれていて、画でも曲を感じることができる素敵な歌詞カードになりました。
みんなに支えられて出来上がった1枚のCDにとても感動ですね。

5曲目『I'm happy when you're happy』はゆったりした3拍子の曲です。
MAYUKOの特徴の1つは日本語で投げかけてくるストレートな歌詞。
オリジナルとしては当時数少ない英語のタイトルの曲の1つで、また違った感を覚えました。
今日はこの曲の編曲者・菅野祐悟さんの前で少し緊張していた様子でした。
サビの「I'm happy when you're happy I love you」の歌が夏の空へ吸い込まれて
行くかのようにのびやかな旋律。歌っていた時の笑顔がまぶしかった。

ライブ告知を挟んでラスト1曲『ねがい』。
私の願いはいつも同じ、「世界平和」とMAYUKO。
いろんな人にこの曲を感じて欲しいと、何度も何度も詞を書き直してできあがった曲。
今回のライブはそんな思いを一生懸命歌った『ねがい』で幕を閉じた。
MAYUKOの「ねがい」は七夕の夜空へ届いただろうか。
これからもずっと歌い続けて欲しい1曲です。

ライブ終了の拍手と同時に客席からアンコールが起こりました!
そこで3曲目に歌いきれなかった『聞こえるよ』を再度披露。
今度はしっかり歌いきり、七夕の夜は終わりました。

今回のレコード発売、心よりおめでとうございます!
今までいろいろ積み重ねてきたことが1つのカタチになったこと嬉しく思います。
初めてMAYUKOの歌を耳にした時、きれいな歌声、素敵な曲だなぁって心が
あたたかくなった瞬間を今もちゃんと覚えています。このCDをきっかけに
そんな瞬間がこれからいろんな人にも訪れること願っています。
そしてこれからも自分の声を自分の言葉で伝えて下さい。

(text by かっC♪)