2003.9.19 代々木 Cure*m


当日配布されたプログラム

交通機関の遅れで開始が心配されたが、無事定刻にスタート。
声と演奏に厚みが増しつつある最近のMAYUKO
これからも心に響くいい曲をいっぱい聞かせて欲しい。
(演奏曲目)
1 震える唇
2 つぶれたメガホン
3 Favorite Song(新曲)
4 必ずまた会える
5 赤いスカート
6 思いきり笑える日
7 ねがい

(ライブレポート)

2003年9月19日(金)、おなじみ代々木Cure*m。
MAYUKOライブは24回目となりました。
前日HPで「タオルを用意!」と言っていたMAYUKO。果たしてその意味とは…?

♪1 『震える唇』
これは僕も含めみなさんから多くのリクエストがあり、およそ8ヶ月ぶりの披露。
「みんなの唇を震えさせます!」と言っていたが、歌に力強さが感じられ、見事みな
さんのリクエストに答えてくれました!!

♪2 『つぶれたメガホン』
今年の夏、『熱闘甲子園』という番組を見たのがこの曲をつくるきっかけになったそ
うです。大事な試合にボロ負けてしまい、「勝てなくてごめんなさい」と泣きながら謝っている選手の
涙を見て思わずもらい泣きしてしまったそうです。
僕は高校2、3年生の時、学校代表で野球部の応援をしてきました。
黄色いメガホンを片手に大きな声を叫んだあの夏の記憶が鮮烈に蘇えりました。
「声も掛けれずに金網をつかんだまま蜃気楼の中君を見つめていた バカみたいにずっと…」

♪3 『FAVORITE SONG』
自分の好きな人が好きだっていうものを自分も好きになってみたりする。
その人に少しでも近づきたくて。けどこれが最後の夜になることに気付いた。
あなたの弾く「Over the rainbow」を最後にもう一度だけ聴かせてくれる?
悲しいくらい大好きだったあなたを忘れよう。

♪4 『必ずまた会える』
最近すっかり定番になっているのがこの曲。
「あなたが撮った写真 私の最高の笑顔 もう二度とあんな風に
 笑えないと思うのはやめます 必ずまた会えると夢みたいな事を言って
泣きながら電話を切った あなたの事を忘れない。」
本気で好きになった人をそう簡単に、いや絶対忘れることなんてできない。
会えば傷つくのはわかってるけどいつか必ずまた会える。
あの日のことをわすれない…。

♪5 『赤いスカート』
家の掃除をしようと思っていてしばらく開けていなかった引出しを勢い良く引っ張ったら
大切にしまっておいた「赤いスカート」の糸がほつれてしまった。
自分の大事なモノが壊れていく瞬間を目にして胸が痛くなった、とMAYUKO。
人と出会って必ず別れがくるって言う人が居るけれど、別れるために出会ったのでは
ないという想いを込めてつくった曲です。

♪6 『思いきり笑える日』
去年の7月以来の披露。MAYUKOは感情の起伏が激しく、気分が上がってる時はいいけれど、
落ち込んだ時にどうやって立ち直ればいいのかな…と自分だけでは解決できない時に
誰かに電話をしてみたり、メールを出してみたりと人に頼ってしまうことがあるけれど、
そんな時に「大丈夫だよ!」って言ってくれる人が周りに居てくれて、その「大丈夫」という
言葉の大きさや励ましてくれた気持ちを大切にしたいという想いが最近また大きくなって
今回の曲目に入れたそうです。
僕はこの曲がMAYUKOそのものが表現されてると感じました。
最近ではMAYUKOは作家活動などもしており、確実に去年よりとても忙しくなっています。
そんな中でもライブ活動を続けて、みんなの前で好きな歌を歌って「自分は大丈夫、頑張れる」と
言い聞かせながら、また、歌を聞きにきてくれる人がいるから「大丈夫!」と勇気づけられているのでは
ないだろうかとこの曲を聞いてそんな風に思いました。
これからもお互いに頑張ろうね、思いきり笑える日のために。

♪7 『ねがい』
忘れもしない9月11日。MAYUKOが平和を願った曲。9月というのが特別な月であり、この曲を
9月に歌おうと決めていたそうです。1つ1つのみんなの笑顔を大切にしたら平和って必ず
来るものだってみんなわかってるはずなのに、どうして?っていう想いが込められてます。
この曲を作っている時から涙が溢れてきて大変だったそうです。そしていろんな人に伝えたいという想いで
何度も歌詞を書き直してできたのがこの『ねがい』。
僕の「ねがい」も同じです。世界平和って言うととてつもなく大きく聞こえるけど、
その原点はまず自分のとなりに居る人が笑顔になってくれること、なってくれるように頑張ること。
その笑顔を広げていくところからやがて辿りつくところはみんなの笑顔。それが僕の「ねがい」。

と、以上7曲。いつも言うけど楽しい時間はあっという間に過ぎました。
最近では1曲目に緊張している様子があまりわからなくなりました。
前回もらったCDを聞いていても感じたことであるが、初めて出会って聞いていた頃よりも
声がさらによくなったということです。それだけ今年のMAYUKOには
確実に自信、実力が付きパワーアップしていますね。
今回は全ての曲が悲しい曲でしたが、「最近仕事でやけに明るい曲を作るから、
(反動で)
自分のライブの曲が暗くなっちゃったのかなぁ(笑)」とMAYUKOママ談。
しかし、明るくても暗くてもMAYUKOの曲、特に詞は本当にストレートに胸に飛び込んできます。
最近突然寒くなり段々とMAYUKOが好きな冬が近づいてます。
今年の秋、冬にはどんな出来事が待ってるのだろうか。出会った事、感じたことをまた曲にして、
いつかライブで披露して下さい。楽しみにしています。今回もありがとう!!

(Text By かっしー)